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兵庫県の県庁所在地である神戸市を構成する9つの区の中で最も東に位置する東灘区は自然や歴史が多く残る住みやすい街です。1995年に発生した阪神淡路大震災では震度7の激しい揺れに襲われて、甚大な被害を受けました。しかし、現在では多くのタワーマンションが建設されるなど復興が進み、新しい街並みが広がっています。梅田と三宮を結ぶJR、阪急、阪神の3つの鉄道路線が区内を通り、特急や快速が停車する駅もあります。ほとんどの駅で梅田までは30分以内、三宮には10分以内でアクセス可能。このサイトでは東灘区の魅力を歴史や強みの面を中心に説明し、東灘区で住まいを探すときのアドバイスをお伝えします。
東灘は古代から、山と海のある豊かな自然に恵まれ、人々の生活に適した地域でした。数多くの歴史に残る舞台となり、風土を生かした酒造業などの産業が発達。また、大阪から移住して大邸宅を築いた富裕層らによって、西洋の生活様式を吸収した現代的なライフスタイルがこのエリアで育まれました。四季折々の自然が身近に感じられ、落ち着いた美しい街並みのある環境は、水上勉の『櫻守』や谷崎潤一郎の『細雪』に登場するなど、多くの作家から愛されました。
日本有数の酒どころとして知られる灘五郷。そのうちの「魚崎郷」と「御影郷」は東灘に存在し、櫻正宗・白鶴・菊正宗といった有名な蔵元があります。また、東灘はスイーツ激戦区で、全国にファンをもつ人気菓子店が集まっていることでも知られています。「白鶴美術館」や「神戸ゆかりの美術館」といった個性豊かな美術館が揃う文化的な環境だけでなく、神戸市は医療産業都市を推進しているため市民への医療サービスが充実しているなど、東灘区には多彩な魅力があります。
南北に細長い東灘区には、北から阪急神戸線、JR東海道本線、阪神本線の3沿線が通っており、三宮や梅田など都心へのアクセスに優れています。JR住吉駅を起点とする六甲ライナーに乗れば六甲アイランドへもすぐという、公共の交通機関が充実している暮らしやすい街です。東灘区は4エリアにわけることができ、それぞれ住環境や不動産相場が異なります。「東灘に住みたいな」と思われた方は、地元に強く情報通の不動産業者に相談することをおすすめします。
